GIP社ではウーファー製品のラインナップとして、これまでに18インチ径と8インチ径の製品を製造し、お客様よりご好評を頂いてまいりました。
しかしながら、その二つのサイズは極端に異なっており、その中間サイズの製品をご希望されるお客様も多かったことから、新たに15インチ径ウーファーの開発を行うことになりました。
開発にあたり、様々な製品の比較試聴を行い、音の基準として最もGIP社の理想に近かった「Lansing415」の復元を行うことになりました。同じ「Lansing415」にもこれまでのWE社製品がそうであったように、長い年月を経て本来の性能を失っているもの、サウンドに特異的なキャラクターを感じるもの。コーン紙がカーブしているものと、ストレートであるもの。エッジの形状の違い、磁気回路を兼ねたボディのサイドパネルの有無、センターキャップの有無など、多くのバリエーションが存在しておりました。
数年にわたる数多くの試聴を行い、最も保存状態の良いオリジナル個体を取得することに成功しました。
GIP社ではこの個体を慎重に解体しながら、一つ一つのパーツに至るまで分析し、それらのデータを基に忠実な再現をいたしました。オリジナルの個体との1対1による比較試聴において、その差を聞き分けることができないほどの状態にまで仕上げることが出来ました。
尚、GIP社では現在、センターキャップ、サイドパネル、上部リングのあるモデルをGIP-415として販売を行っております。
製品仕様
型式:15インチ フィックスドエッジ型コーンウーファー
型式 | フィールドコイル型 |
振動板口径 | 15インチ |
ボイスコイルインピーダンス | 6Ω(300Hz) |
外形寸法 | φ386 × D: 241 [mm] |
重量 | 12.2 kg |
フィールド電源 | 24V / 1.25A |